人もウィルスも半生物なんだろうか?

新型ウィルス

新型ウィルスが猛威をふるっています。でも新型ウィルスって何でしょう?
何故新型というのか? これまで無かったからですね。
恐らくはこれまで動物に寄生していたウィルスが、突然人に寄生するようになり、人に害を与え始めるのが新型ウィルスですね。無から急に現れるわけではなく、突然人にも寄生するようになって、新型ウィルスということになるわけです。その突然が、恐らく昨年末に中国の武漢で起こったわけです。

それでは動物に寄生しているウィルスが、突然人に寄生するようになることは、いつから始まったのでしょうか?

その答えを考える前に、ウィルスとは何かを少しおさらいしておきましょう。基本から考える其の一です。

ウィルスは細胞に寄生する半生物である

ウィルスは生きています。繁殖すると感染症がひどくなるのは、ウィルスが体内でどんどん繁殖するからです。感染が治るとは、繁殖していたウィルスの活動が、すべてストップすることです。つまり体内のウィルスがすべて死滅することで感染から直るのです。
ウィルスは自分自身で繁殖できません。他の生物体の細胞の中でしか繁殖できないのです。つまり他の生物体の細胞の中でしか生きてはいけないのです。
したがってウィルスは通常寄生する生物と共存しています。共存しなければ、その寄生先の生命に害をなし、その生命を死に至らしめますからそうなるとその生命体の中のウィルス自身も、すべて死に絶えてしまいます。
何かこれだけで恐怖を感じませんか? ひたすら寄生して繁殖していく。しかし共存できない相手に寄生したら爆発的に増加し、寄生先を死に追いやるが、そのとき自分だけでは無く、自分の仲間がすべて死に絶える。ひたすら己が本来の活動として、繁殖活動を続けるが、考える力を持たないウィルスは、ひたすら増殖に精を出し、寄生先に死に至る害をもたらす。そしてその死とは己が死も意味する。

おおお。これってひょっとして人のこと? ひたすら繁殖欲しか持たない「人」が5万年前に寄生先に寄生するようになり、寄生先に害をもたらしながら増殖を始めた。そして寄生先に与える害を理解する頭を持ち合わせないから、寄生先の死に至るまで増殖する。寄生先の死は自分たちの死を意味するのに。え、寄生先君、君の名は?
その名はもちろん地球。

人もウィルスも半生物である?

何か嫌な論理展開になってきましたね。唯一考える生物という自負を持ってきた人が、生物以前の存在であり、従って細胞を持たない「生きて繁殖をひたすら続ける」存在であるウィルスに似た存在である。どちらも半端な生物、半生物とも言えるかも知れません。

考える力を発揮しなければ、人はウィルスのように自滅する

人とウィルスの違いは、もちろん考える力があるかです。ウィルスはひたすら増殖し、その結果自滅への道を辿ります。人も地球の上でひたすら増殖を始め、自滅への道を歩こうとしています。それを避けるには、ウィルスの不気味さ-ひたすら考えずに増殖を繰り返し寄生先を破滅させる結果自身も破滅してしまう-を反面教師として、寄生先と共存する関係に戻りましょう。その方法はあるはずです。考える力があるのですから。
人の寄生先である地球は、今環境破壊という病気にかかっています。環境破壊を行う半生物は人です。日本でも毎年豪雨がメッチャひどくなりました。2018年は京都を含む西日本、2019年は東日本、そして今年は九州や中部日本など、被害は全国に及びつつあります。
気象専門家は毎年理由を考えます。そしてメディアがそれを伝えます。今年はインド洋の海水が、例年に無く温度が高くなっているからだと。しかし各地区の海水温が、毎年少しずつ変化し、ある年には特に暖かくなることは、昔からあったでしょう。日本でも例年に比べて暑い年、あまり気温が上がらない年、年によって変化があります。しかし100年単位で見て、特に近年温度が上がっている処もあります。例えば日本の周りの海は、ここ100年で上昇していることが理化学辞典で解ります。
海水温が上がれば風雨は強まります。台風は南の海上で発達し、日本に近くなると勢力は通常少し弱くなります。南で強まり北で弱まる。何故かと考えれば、海水温の差ではないかと、誰にでも考えつくじゃないですか。ちなみに日本近海の海水温上昇の大きさは、CO2排出拡大による地球温暖化の予想より、大きくなっています。これは何故かを、何故専門家達は考えないのでしょうか?
いずれにせよここ100年の海水温上昇は、人の活動の増殖によることは、ほぼ間違いないでしょう。理化学辞典に拠れば、日本近海の海水温上昇は、他の地域に比べると大きいそうですから。今年九州に大被害を与えた豪雨は、ウィルスの繁殖のような人の活動増殖の結果、自らの死を招く考える力を持たない行動の結果なのです。

環境破壊は化石燃料大量消費の結果であり、またどのようなエネルギーの大量消費でも起こりうる

地球環境破壊がCO2に依るものと言われて久しいものがあります。CO2排出を減らすために原発があると言われてきましたが、原発はCO2よりもっと恐ろしい環境破壊を引き起こします。いったん事故が起きれば、その環境破壊はその地域で壊滅的な環境破壊を起こします。また使用済み核燃料は、例え無事故で使用済みになったとしても、気が遠くなるような長い間、環境破壊を続けます。環境破壊はCO2排出によると信じ思考停止に陥れば、考えも無く増殖を繰り返すウィルスに成り下がってしまいます。
自然エネルギーだと無条件に良い訳ではありません。三峡ダムが完成して20年くらい経つでしょうか? 今年は三国志の舞台となったこの地域でも、豪雨が激しくダムの水を放流しなければなりませんでした。そのおかげで重慶を主としたこの流域の町が、壊滅的な水害に遭遇しました。大規模水力発電も環境破壊を起こす例です。三峡ダムも数々の環境破壊を与えているという可能性は伝わってきますが、中国共産党はそれらの声を押さえつけています。
大規模な太陽光発電も、景観を悪化しやはり環境破壊を起こします。「大規模に発電し、20世紀型の社会を守り発展させる」という発想を捨てなければいけないのです。20世紀型の発想は、ひたすら増殖を繰り返すウィルスに人を貶めることに他なりません。

エネルギー大量消費という化石燃料が作った社会構造を、自然エネルギーで支えられる社会構造へ変革すべき

当会が主張していることは、大量自然エネルギー導入ではありません。エネルギー消費は誰でも解る簡単なものです。エネルギーを基に社会構造を変えていき、徐々に自然エネルギーで支えうる社会へと進んで行かなくてはならないと主張しているのです。
現在の社会構造をそのままにしても、必ず何らかの環境破壊は起きます。CO2削減ばかり言っていても、環境破壊は止まりません。CO2削減しか言ってこなかった日本では、CO2削減すら達成できませんでした。またCO2を削減しても大規模自然エネルギーでは環境破壊が続きます。CO2削減を呪文のように繰り返すと、巧妙に仕組んだ20世紀型の主張を認めることになり、思考停止の結果地球という母体を破滅させるような増殖を、まるでウィルスのように限りなく続けることになります。
CO2は何故排出されるか? それは化石燃料を消費するからです。だったら化石燃料の消費量から考えることが基礎からの思考法でしょう。CO2排出量より直感的にも分りやすく、また日常生活に密着して事例を考え得るとして、エネルギー消費量を考えることが、限りない増殖から地球環境を守ることに繋がります。そしてそれは何より、持続社会に向けた21世紀型の思考を生み出すことに繋がるのです。

まとめ

基本から考えることを身につけましょう。新型ウィルスを基本から考えると、人間の愚かな行動に思い至ります。ウィルスが限りなく増殖して、母体である人を死に至らしめるように、20世紀型の限りない増殖を繰り返しながら、人は母体である地球を死に至らしめつつあります。環境破壊によって。環境破壊をCO2削減で考えるのでは無く、基本に戻ってより解りやすいエネルギー消費で考えましょう。

えねるぎぃっ亭南駄老でした。

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