裕ちゃんが向った風の8倍のパワー

風速80mのエネルギーは,風速40mの8倍

台風10号が近づいています。今からその巨大台風が警戒されています。日本に近づくころ、中心気圧は925hP最大風速は80mにもなると恐れられています。風速80mというのは、どれくらい恐ろしいのか想像もつきませんね。
昔風速40mというタイトルの映画がありました。若き日の石原裕次郎さんが主演したアクション映画です。またセリフ入りの主題歌を裕次郎さんが歌って、昔はカラオケで歌う人も結構いたものです。奥さんになった北原三枝さんも映画に出演しています。明らかに風速40mはとても強い風であるというイメージでつけられたタイトルです。ちょうど風速80mの半分の速さです。
台風は恐ろしいエネルギーの集中がある自然現象です。そのエネルギーは風や雨となって現れます。では風速40mと風速80mではどれだけエネルギーが違うのでしょうか?
その答えは何と8倍違うです。風速80mは風速40mの8倍のエネルギーを持っているのです。
8倍のエネルギーと言ってもしっくりこないでしょう。こういう風に考えて見ましょう。強風によって様々な物が吹き飛ばされます。エネルギーが8倍になれば、8倍の重さを持った物が飛ばされる可能性があります。同じ大きさにしてもです。通常重さが増えると大きくなり、風当たりも強くなりますから、もっと重い物も飛んじゃうでしょう。重さが10倍以上でも。
イメージを持ってもらうために例えで話をします。風速40mで20kgの物体が吹き飛んだとしましょう。風速80mではその10倍の重量の、200kgのものも吹き飛ぶ可能性があります。あるいは風速40mで1メートルの高さに吹き飛ばされたとしましょう。同じ物体が風速80mでは8メートルの高さに、あっという間に吹き飛ばされます。建物を軽く越えちゃうわけです。

風のエネルギーは風速の三乗に比例する

風力発電は現在脚光を浴びている自然エネルギー発電の一つです。日本でも時折見かけますが、それほど普及しているわけでもありません。通常日本では風が比較的穏やかなせいでもあります。
風のエネルギーは風力発電を考えるにも必要な知識です。風速が2倍になれば発電で得られる電気はどうなるのか? 答えは風速の三乗に比例するなのです。
何故三乗なのか? これを考えて見ましょう。風のエネルギーとは何かを考えます。風は空気の流れです。空気は主として窒素分子4個に対して酸素分子1個の割合で混ざった、莫大な数の分子の集合体です。例えば風速10mは、莫大な数の空気分子が、平均秒速10mの速さで集団移動することを表します。
一個一個の分子は運動エネルギーを持ちます。その運動エネルギーは速さの二乗に比例します。一個一個の空気分子の運動エネルギーが、風速の二乗に比例するわけです。またある物体にぶつかる空気分子の数は速さに比例して増えます。風のエネルギーは、一個一個の空気分子の運動エネルギーに、ぶつかる空気分子の数をかけたものになりますから、風のエネルギーは風速の三乗になるわけです。こうして風速40mに比べて、風速80mは二の三乗倍、つまり8倍のエネルギーを持つことが解ります。若き日の裕次郎さんが戦った嵐より、今回の台風10号は8倍恐ろしいという計算になるわけです。

日本南側の海水温が今年は異常に高い

マスコミでもニュースでしきりに取り上げています。何故台風10号が何日も前に異常な強さと解るのか?
マスコミ各社が発表しているように、日本近海の海水温が異常に高いことが原因です。もとより台風は海水温が高い海域で発生し、海水温が高い間発達を続け(台風のエネルギーを増し)、海水温が低くなれば徐々に衰弱をしていきます。台風は集中した自然エネルギーであるからこそ、基本的なエネルギーの法則で考えると解りやすい現象です。何故台風は発生するのか? また何故台風は発達するのか、言い換えれば何故台風のエネルギーが増加するのか?
それには当然エネルギー源が必要です。そのエネルギー源が台風に必要なエネルギーを供給します。そしてそこにはエネルギーの法則が働きます。つまりエネルギー源が供給するエネルギーが台風のエネルギーに変わるが、そこにはエネルギー保存則が働くのです。
台風のエネルギー源は何か? それは明らかに温度が高い海水です。台風は大陸では生まれません。陸では竜巻ですが、竜巻のエネルギーは台風と比べてごく小さいでしょう。台風は海上で発生します。陸の表面温度が如何に高くても、陸では発生しない。つまり陸地の表面が蓄える熱エネルギーは大きくはないのです。海水が蓄える熱エネルギーは、逆にすごく大きいことになります。温度が高い海水に蓄えられた熱エネルギーが、台風のエネルギーになるわけです。

近年日本近海の海水温が上昇している

今年だけではなく、近年日本近海の海水温が上昇しています。これは国立天文台発行の理科年表で公表されていることです。それは何故か、しっかり考える必要があります。別記事で考察したいと思います。

皆様くれぐれもご注意を。あの石原軍団の創設者-強い男の代表選手だった石原裕次郎さんが戦った嵐の8倍のエネルギーを持った嵐が近づいているのです。時代は力強く立ち向かえから、強くなった自然現象からは逃げよに変わっているのです。

えねるぎぃっ亭南駄老でした。

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