corona_statictics

コロナの統計を皆で共有しましょう

コロナの日本での第一波は、とりあえず収束したと考えて良いでしょう。明日から都道府県をまたいでの移動の自粛も解除され、晴れて国内の旅行がおおっぴらに出来るということになりました。これってちょっと待ってと私は言いたいのですが、まあ状況を見ていくことにしましょう。でも一つだけ、皆さんと一緒に確認をしておきたいことがあります。

人口過密な東京が、一番感染者を生み出しており、また収束に手間がかかっている

ということを皆さん統計から知っておいて欲しいのです。多くの人が感じているでしょうが、人口過密な大都市は感染に弱いのです。密を避けろと要請しながら、本質的に密なのですから。それを統計データで見てみます。

統計データをグラフで表したものです

(上)全国の一日の新規感染者の推移。単位(人)。(下)東京と全国の新規感染者の比。但し一週間の平均で示す。

上の二つのグラフを見て下さい。感染の第一波が始まる前から、収束し今に至るまでの全国の新規感染者のグラフで示したのが上の図です。青い線は生のデータ、赤い線は三日平均したグラフです。三日平均とは当日、前日、前々日の平均のことです。単位はもちろん人です。
下の図は東京の新規感染者数と全国の新規感染者数の比を取った物です。ただし新規感染者は当日を含めて一週間分の人数で考えています。こうすることによってよりスムースに傾向が解るグラフとなっています。

東京が全国を牽引している

最初に傾向を大まかにみておきましょう。上の図はもちろん感染が急に広がっていくさまと、それが今度は収まっていく様を示しています。収まったとはいえ、一度一日20人程度に収まったのが、一日50人程度に増えたような感じがする図です。
下の図はあまりマスコミでも言わない図です。しかし厚労省発表の数値を用いてグラフを作れば、簡単にできる図です。
皆さんも気づかれていると思いますが、最近東京での新規感染者がなかなか減少していません。夜の町の感染が多いからだと言っています。しかしそれ以外でもかなり多いのは確かです。夜の町以外でも東京では新規感染者数0の日はないようですが、例えば大阪あるいは関西圏全体でも、新規感染者0の日はかなり最近続いています。

3月終盤の感染拡大では、東京が全国4割以上を占めました

日本での感染拡大は、3月下旬に始まりました。3月下旬は新年度を控えて人の移動も多く、また大学生が卒業記念国外旅行から帰ってくる時期で、要は人の移動が一番大きくなる時期です。そのため欧米のオーバーシュートには至りませんでしたが、上の図で示されたように、急速な感染拡大が起こりました。そしてそのとき、東京の感染者数の伸びは急速に大きくなり、日本の新規感染者の4割以上を占めるようになりました。
その後感染者数が最大になり減少に転じる4月10日を過ぎた頃から、東京での感染者の割合は全国での3割を占めるという状態が続きます。ピーク越えをして順調な減少期では、東京と全国での減少は、ほぼ同じように進行していたことになります。

そして全国的に感染が収まっても、東京だけは感染者を輩出しています

そして5月を越えるころ、上の図で解るように、日本での第一波の収束の最終局面に入ります。多くの地方で、最早感染者を出さない新規感染者0のモードに入ります。また大阪などの大都市圏でも、一桁感染から感染者0というモードに入ります。それでも突発的に札幌と福岡(北九州)でも、感染者が残りますが、東京だけはほぼ一貫して二桁の感染者が続くようになり、6月中旬が終了する現在に至っています。したがって、東京の新規感染者は全国の半分という状態を経て、今や6割を占めるようになりつつあることが解ります。

東京は劣等生であることを全国で認識しよう

現在ほとんどのマスメディアは、東京に本社を置いています。また政治の中心、経済の中心が東京に集中しています。従ってすべての報道が東京目線で行われており、日本全国がそれに対して疑いも持ちにくい状況になっています。
日本では地域分散型社会に移行しなければなりません。今回の騒動では、全国の個性ある知事が、その存在感を全国に示しました。全国知事会の発言力も増しました。
今は全国知事会の発言力がもっと強くなってしかるべきときだと思います。全国知事会が一致して、東京へのそして東京からの、移動を自粛して欲しいと要請するのが、東京目線から離れた目から見て、非常に妥当な要請だと思います。一方で各知事は自分のところの感染者の動向を知事会を通じて報告し、東京以外の人は安全だから是非おいで下さい、また自県民にもこういうところは安全だから、是非経済を動かすためにも、旅行をして下さいと主張していい訳です。
東京住民を悪者にするつもりは全くありません。密だからいけないのです。密を避けるためには、東京集中をこの機会に是正することを考え始めなければ。
残念ながら全国知事会に、そこまでの意識はないようでしたら、東京の皆さん是非これを機会に国内旅行をして下さい。ただし地方に行って、如何に東京が密であるかを確認して下さい。幸いまだ海外からの旅行者はいません。だから去年までのオーバーツーリズムの弊害はどこにもないでしょう。東京以外の地方へ旅行し、東京目線を相対化し、東京一極集中の弊害を是正すべきだと、その旅行で感じてくれたら、日本が一歩新しい方向へ進む流れを作っていけるでしょう。東京は劣等生なのです。テレビでは誰も言わないことですが。上の図がそれを教えてくれています。

まとめ

都道府県を越えた移動を積極的に始めましょう。ただしそれは東京目線を捨てるためでもあります。

えねるぎぃっ亭南駄老でした。

おすすめの記事