都知事の政治的日程と感染急増日の不思議な一致

Go To キャンペーン開始と同じ日に366人感染

偶然の一致でしょうか? 東京都外しで始まったgo toキャンペーン開始日に合わせたように東京都の感染者数が366人と過去最高の数になりました。皆さんの反応は「驚いた」一色ですが、私は予想していました。逆に何故これまで200台が続き、300の壁を越さないのか、不思議に思っていました。
追加です。感染者最大となったこの日、東京オリンピック一年前とも重なったとは、私も思いもしませんでした。多くの国民が東京オリンピックに関する期待をもはや持てないと思いますが、この人物はコロナには興味がなく、オリンピックあるいはそれが実現された上での、自分の晴れ舞台しか興味がないのでしょう。オリンピック中止の後は、東京には興味を持たないのは明らかですね。それでもこの人物は衆院選挙は東京から出るしかなく、東京都民がこの人物を選ぶのですかね? そこまで東京都民は落ちぶれるの? かつて東京で働いていた私の切なる気持ちです。
思えばこの都知事にとっての政治的大事件と、感染拡大時の突然とも見える数値の増大は、不思議に時期が合致しています。

オリンピック延期の決定翌日に、感染者はそれまでの10台から急に50台に跳ね上がった

3月中旬、日本政府と東京都知事の最大の関心事は、東京オリンピック開催でした。欧米諸国がそれこそ感染爆発に苦しめられているとき、日本はプリンセス・ダイアモンドの失敗はあったものの、感染者数は世界が驚くほど低く、したがって多くの国民の関心は、オリンピックに重きが置かれていました。この時点で、東京の新規感染者数は一桁か、多くても10台に止まっていました。日本は安全だと世界にアピール出来る状態だったのです。
3月24日にオリンピック一年延期が決まりました。とたんに都知事の口からオーバーシュートという言葉が、国民の危機感を煽るように発せられるようになりました。この人はいつも劇的な演出をしますから、国民多くが覚えているでしょう。またそれとともに、東京の新規感染者は50を越えるレベルになったのです。その時は気がつきませんでしたが、改めて都のHPで日々の感染者数を調べて見ると、その符合に驚きます。嘘と思ったらHPを調べて見て下さい。あのときも現在と同じ感染拡大期でしたから、凸凹を伴って増える感染者数が、ある日急にジャンプしても不思議ではありません。しかしちょうど政治的事件がある日に、タイミングを合わせるようにジャンプをするのは、やはり奇妙な気がします。
感染者数はコントロールできないだろうと思う人がいたら、それは科学的ではありません。データはコントロール出来ます。あるいは少なくとも凸凹はコントロール出来ます。だからこそデータは客観性が疑われないよう、細心の注意が払われています。今回の場合、感染者数を意図的に抑えようとすれば(都知事がやったかどうかは別にして)、PCR検査を早く打ち切るみたいなことをすれば良いだけです。例えばもう週末だから早く打ち切るとか。
その結果拡大期には数が(増えずに)同じレベルを保ち、次の日にその付けがまわってきますから、急に値が大きくなったと見え、人々の心配を煽ることになります。

都知事選の日程も、感染拡大期であった

都知事選は7月5日に行われました。選挙期間中はちょうど感染拡大が始まった時期に重なります。現知事は感染防止に集中すると言って、街頭での選挙活動を一切やりませんでした。しかし言葉とは裏腹に、感染防止策の成果は全く見ることが出来ません。それは東京都の新規感染者数の推移を見れば明らかです。選挙期間であった6月中旬から7月5日まで、感染防止対策を講じていたのなら、7月初めから7月中旬に、何かしらの結果が見えているはずです。
しかし東京の感染者数を見れば、7月初めから実に確実に、よどむことなく感染者が増えていることが解ります。都知事の選挙活動を抑えてまでの必死の感染防止は、全く成果を上げていないのです。これは歪曲した非難ではなく、誰にでも解る科学です。
そういえばこの人のクールビズは、全く効果を上げていません。同じことを繰り返しているだけですね。
>>クールビズの記事を見る
これもまた奇妙なことに、選挙中ほとんどの期間で、まだ感染者数は二桁であり、それもせいぜい50人程度でした。もし選挙期間中の早い時期に、50人程度が三桁になれば、メディアも取り上げ問題としたでしょう。しかし100人越えをしたのは、選挙三日前の木曜日、さらに金土日(選挙当日です)と続けて100人を越えますが、もはや誰も問題視しませんでした。そして次の木曜日には、いともあっさりと200人越えをしてしまいます。その二週間前の木曜日頃には、都知事は感染防止に集中していたはずですが、その結果が急激な増加となる皮肉さです。むしろ選挙が終わって、それまで抑えていたPCR検査を一生懸命拡大した結果が見えてきたような、そのような数の経緯です。
しかし改めて見ると、東京都の感染者数は木曜日に急増し、日曜日まで同じレベルが続くパターンが定着しています。それを意識しないと受け取る側も間違った印象を受けてしまいます。間違いなくPCR検査の結果が分るのが木曜日に最多となり、その同レベルが(恐らく減少しながら)日曜日まで続く。月曜日は週末の影響で検査結果が出るのが少なくなっているのでしょう。そして何故かそれが水曜日まで続く。
少なくとも都知事はそのメカニズムを熟知した上、間違いなくそれを意図的に利用しています。
魔の木曜日、皆さん木曜日には驚く準備をしましょう。

都知事の態度は科学的とは相反するものである

メルケルさんの政治姿勢はしばしば賞賛されます。今回のコロナ禍では、メルケルさんの説明の姿勢が評価されました。そしてドイツの感染防止策は、さすが科学者でもある政治家メルケルさんと、高い評価を下すことが出来ます。データをしっかりつかんだ上での、政治敵判断を下し、感染を見事に終息させたのです。その違いを感染者数の推移から考察した記事を一昨日書いたばかりです。

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都知事の日々の発表はデータを生かしたものでは全くありません。現代日本人は、科学を全く理解しないまま、21世紀の世界的危機の時代を迎えてしまいました。千年文化を考える会は、すべての人に科学をという基本的姿勢を持って活動していますが、危機を迎えた時代、この姿勢はますます重要であると考えています。
その基本柱の一つはデータ重視です。データ重視にはデータをごまかさない、誤ったデータにごまかされないも含まれています。

えねるぎぃっ亭南駄老でした。

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